マットレスや敷布団の買い替えで重要な項目が低反発や高反発による寝具の硬さです。
低反発と高反発では違いがあるので、どちらのマットレスが合うかは使う人の体型によります。
どんな寝具でも自分に合わないと腰痛や肩こりや背中の痛みに悩まされ、寝ても疲れが取れない睡眠になってきます。
体型に合わずに柔らかいのであれば体は沈み、硬いのであれば腰は浮きます。
そのため、低反発と高反発で違いはあれば、どっちのマットレスが腰痛に良いのかは判断をすることはできません。
この記事では低反発と高反発の違いから、あなたの体型ならどちらが自分に合うのかが分かるようになっています。
体型に合わない反発力だと体圧分散に優れようがどれだけ効果で評判が良くても、腰痛などに悩まされます。
そのため、これからマットレスや敷布団の買い替えを検討している人は失敗をしないようにしましょう。
低反発と高反発の違い
低反発と高反発の違いは硬さだけでなく他にも5つの違いがあります。
- 体圧分散
- 寝返りのしやすさ
- 耐久性
- 通気性
- 寝心地
体圧分散の効果が高い寝具は腰痛に良いと解説されてるのを見かけますが、確かに間違えではないものの正解でもありません。
正しくは自分に合う硬さのマットレスで体圧分散が良いのであり、体型に合わずに低反発と高反発を間違えれば、逆に腰痛や肩こりに悩まされやすい寝具になります。
低反発と高反発のどっちがあなたに合うか見極める為にもそれぞれの違いをまずはご覧ください。
低反発マットレスとは
低反発マットレスとは硬さが60ニュートン以下ぐらいの柔らかい寝具のことです。
反発力が低いのでマットレスに寝るとからだの体重によって触れている部分が沈みのが特徴です。
寝た時の姿勢は腰回りが重たいので、お尻が深く沈みやすく、よっぽど軽い人でないと腰痛などに悩まされやすいです。
しかし、柔らかいので寝心地はよく、短時間をベッドの上で過ごすのなら、クッション性も高く快適と感じるのですね。
からだが沈むことで寝返りはしづらく、反発力が弱いので耐久性が低く、通気性が悪いのがデメリットでもあります。
但し、全身が寝具に振れやすく体圧分散には優れているのがメリットでもあります。
寝具はお店で試すのと家で使うのは違うことが多いですが、数分寝るぐらいなら低反発の方が気持ちよく感じる人が多いからです。
しかし、体型に合わない人が低反発マットレスを使うことで、腰が深く沈み途中で目が覚めたり腰痛に悩まされます。
日本では低反発が人気があるものの、その後に合わずに高反発に変えている人はたくさんいます。
高反発マットレスとは
高反発マットレスとは硬さが100ニュートン以上ぐらいの硬めの寝具のことです。
反発力は高いのでマットレスに寝るとからだを寝具がしっかりと支えてくれます。
そのため、寝返りはしやすく強い反発による復元力から耐久性が良いのがメリットでもあります。
高反発マットレスが腰痛に良いと言われますが、へたりづらくもあり寝た時の姿勢の維持や寝返りがしやすいからなのですね。
しかし、体型に合わずに硬すぎれば腰が浮くので、高反発だから腰痛に良いのではなく、自分に合う硬さを選ぶことが大切です。
高反発マットレスのデメリットは硬めなので寝心地が悪いと感じやすく、初めて使うと慣れるまで数週間から1ヶ月ほど寝づらいはずです。
寝具は高反発マットレスを選ぶのが無難と言われることも多く、失敗をしやすいのが特徴でもあります。
大人であれば体重も重たいので高反発マットレスが腰痛に良いことが多いですが、硬すぎれば逆に悪化をさせてしまいます。
そのため、自分に合う高反発マットレスの硬さを体型から選ぶことが必要となるのですね。
低反発と高反発でどっちが自分に合うかの見極め方
低反発と高反発でどっちが自分に合うか見極めるのはあなたの体型から判断をすることができます。
- 筋肉質の体型
- 太っている
- 痩せている
- 標準
- 子供
高反発と低反発でどっちが良いかの違いははっきりと分かれやすいです。
低反発が合う人の体型
低反発が合う人の体型は痩せている人や子供です。
ただし、脂肪や筋肉量も少ない体型であり、筋肉質で見た目は痩せてるけど重たい人は低反発マットレスは合いません。
寝具にかかる体圧は身長・体重・背中の反り方などでも違い、完全に判断することはできませんが、軽い人と判断をして貰えれば分かりやすいです。
体重が軽い人なら低反発マットレスでも重たいお尻の部分が少し沈んでくれることで、背中もしっかりと接地をしやすいです。
なおかつ沈み過ぎることもないので、楽な寝姿勢を維持することができ、デメリットである寝返りのしづらさも気にならないはずです。
好みは低反発マットレスで柔らかいのでも、朝に腰痛などに悩まされてる人は、できるだけ選ばないようにするのをおすすめします。
日本人の多くは柔らかい寝具が寝心地が良いと感じやすいですが、体型で選ばないと腰痛に悩まされやすいです。
痩せてる体型や子どもなど体重の軽い人は低反発マットレスが合うはずです。
高反発が合う人の体型
高反発マットレスが合う人の体型は標準・太っている・見た目は痩せても体重は重たい筋肉質の人です。
特に男性は痩せてるとは言え筋肉量も多く、高反発マットレスが合う人の方が多いはずです。
これらの体型の人なら高反発マットレスで寝るとお尻が適度に沈み込み、楽な姿勢で寝返りもしやすいだけでなく、耐久性にも優れるので長く使うことができます。
また、通気性も良いのでカビやダニなどの衛生面でのメリットもあるので、快適でコスパが良いマットレスになるのですね。
高反発マットレスが合う体型ではあるものの、どんな寝具でも良いのではなく、硬さは100ニュートンから300ニュートンぐらいまで幅があるので、自分に合うのを選ぶ必要があります。
硬すぎれば標準ぐらいの体型で腰が浮きますし、重たいのに100ニュートンぐらいだと腰が沈みます。
高反発マットレスは深く沈み込み過ぎず、失敗はしづらいですがそれでも硬さは体重に合わせて選ぶようにしましょう。
高反発が合う人の特徴は普通ぐらいの体型以上の人となります。
高反発マットレスだから腰痛に良いのは嘘
高反発マットレスが腰痛に良いと言うのは間違えでもあり本当でもあります。
朝の腰痛の原因となりやすい腰の沈み込みは防げ、寝返りもしやすくへたりづらいので、腰痛に良い特徴はあります。
しかし、高反発マットレスだから腰痛に良いと言うのは間違えです。
高反発でも体型に合わなければ腰が浮いたり沈んだりします。
そのため、正しくは高反発マットレスで体重に合う硬さの寝具が腰痛に良いのですね。
低反発よりは高反発の方が腰痛に良い人が多いものの、硬ければ良い訳ではないので間違えないようにしてください。
私も失敗をした経験がありますし、マットレスの口コミを見ると、良いとおすすめされたのに悪化したなど見かけます。
最初に紹介をしたように寝具で最も重要な項目が低反発か高反発であり、更にその中でもどれぐらいの硬さが自分に合うかを見極めることが大切なのですね。
朝の腰痛に悩まされている人は下記の記事で原因をまとめて解説しているのでご存知ない方は確認をしておくようにしてください。